小説家・翻訳家の村上春樹(むらかみはるき)さん。
『ノルウェイの森』などの代表作で知られ、毎回ノーベル文学賞の候補に名が挙がるなど、国際的な人気を誇る村上春樹さん。
今回は村上春樹と妻・陽子の馴れ初めは大学時代!元妻や離婚の噂に子供も調査!
という事で、村上春樹さんの結婚や相手の奥さん、子供について情報をまとめました。
Contents
村上春樹さんの結婚相手の妻(嫁)はどんな人?
村上春樹さんは1971年10月(当時22歳)に結婚しています。
具体的な入籍日はわかっていません。
まずは村上春樹さんの結婚相手についてわかっている情報を見ていきましょう。
村上春樹さんの結婚相手の妻(嫁)の顔画像や名前、職業は?
村上春樹さんの結婚相手は、一般女性だとわかっています。
結婚相手の名前は、高橋陽子(たかはしようこ)さん。
【村上春樹の結婚相手の妻・高橋陽子】
妻・陽子さんは、1948年10月生まれで、年齢は2023年で75歳になる年で、村上春樹さんとは同学年にあたります。
妻・陽子さんは写真を撮ることが得意で、村上春樹さんのこちらのエッセイや小説に、陽子さんの撮った写真が使われています。
- 『風のなりゆき』(1991年出版)
- 『うずまき猫のみつけかた』(1999年出版)
- 『もし僕らのことばがウイスキーであったなら』(1999年出版)
陽子さんの性格は、化粧っ気は全くなく、ハキハキした方だそうです。
そんな陽子さんの性格もあるのか、村上春樹さんの小説について意見することもあるそうです。
『風の歌を聴け』は「つまらない」という感想で書き直され、『ノルウェイの森』も元のタイトルは『雨の中の庭』だったらしいのですが、陽子さんの指摘で変更されたとか。
世界的に有名になった村上春樹さんにも、率直な意見を言える貴重な存在なのでしょうね。
村上春樹は離婚している?
そんな村上春樹さんの結婚について調べていると、「陽子さんは元妻」「離婚」という噂が流れています。
この離婚の噂が出た原因は、2020年7月6日に、村上春樹さんがニューヨークで開催されたイベントにて「小説家として大切なことは元妻について書かない事」と語られた事だったようです。
「元妻」という表現から「村上春樹さんが陽子さんと離婚したのでは?」との噂が広まったようです。
ですが、これは比喩的な表現であり、村上春樹さんが離婚しているという事ではありませんでした。
というわけで、村上春樹さんの結婚相手は、村上陽子(旧姓・高橋)さんだということがわかりました!
村上春樹さんと結婚相手の妻(嫁)の馴れ初めは?
村上春樹さんと結婚相手の出会いや馴れ初めも見ていきましょう。
村上春樹さんと結婚相手の妻(嫁)の出会いは?
村上春樹さんは、2007年10月15日に発刊された『走ることについて語るときに僕の語ること』で、妻・陽子さんとの馴れ初めを書いています。
それによると、村上春樹さんと陽子さんの2人の出会いは早稲田大学でした。
1969年に早稲田大学に一浪して入った村上春樹さんは、大学で2人の友人ができました。
そのうちの1人が陽子さんで、たまたま席が隣同士になったのが縁だったようです。
友人から恋人となり、同棲するようになったとか。
同棲とは言っても、文京区千石で布団屋を営んでいた陽子さんの実家に間借りしていたそうです!
付き合って間もない彼女の実家で暮らすなんて、珍しいですよね。
陽子さんのご両親も懐が深い方だったのでしょうね。
ただ、村上春樹さんは、付き合っている状態で同棲が続くというのは潔くないと思ったようで、1971年(当時22歳)に学生結婚しています!
村上春樹は結婚相手の実家暮らしだった?
結婚後も、村上春樹さん夫婦はしばらくの間、実家で間借り生活を続けたそうです。
村上春樹さんは早稲田大学に7年間在籍しており、就職する気はなく学生時代から仕事をしていたとか。
この時代、村上春樹さんと陽子さんは、昼間はレコード店、夜はジャズ喫茶でアルバイトをして2人で250万円貯められたそうです。
また、お互いの両親と銀行からの借金で賄った500万円で、ジャズ喫茶「ピーター・キャット」を開業しました。
大学卒業から3年後、村上春樹さんは1979年に『風の歌を聴け』で小説家デビューを果たし、翌年に『1973年のピンボール』で芥川賞候補となります。
これを機に作家に専念することに決め、ジャズ喫茶の経営からは手を引いたようです。
長い学生生活や、開業のためのアルバイト、ジャズ喫茶の経営など、陽子さんの理解と協力が不可欠だったことがわかりますよね。
というわけで、村上春樹さんと結婚相手の出会いは大学時代で、学生結婚していたことがわかりました!
村上春樹さんと結婚相手の妻(嫁)の子供は?
村上春樹さんと妻・陽子さんの間に子供はいません。
2000年8月1日に発売されたムック本『そうだ、村上さんに聞いてみよう』では、子どもがいない理由について、「これは個人的な問題になりますので、どうして子供を作らなかったかという質問にはお答えできません」と回答していました。
しかし、村上春樹さんの発言を見ていると、妻・陽子さんと話し合いの結果、子ども作らない選択したのではと推測できます。
村上春樹さんの子供に関する発言をもとに、子供がいない理由を詳しくまとめてみます!
村上春樹に子どもがいない理由①小説を優先したから
村上春樹さんに子供がいない1つ目の理由は、小説を優先するためです。
2006年の『Financial Times』のインタビューで、村上春樹さんは「僕にとっては本の方が重要」と答えていたそうです。
村上春樹さんは過去のインタビューで、「特にぼくみたいな仕事は、家の中でぎりぎりで仕事をしているでしょ。そうすると、子供がいるとやっていける自信がなくなってくる。わりにスタイルをきちっと規定してやっちゃうタイプなので、そこに新しいものが入り込んでくるのはなじめないですからね」と語っていたそうです。
子供がいると、自宅で仕事だけするわけにはいかず、執筆活動に支障が出ることに不安があったのでしょうね。
また、「僕は子供を持たない代わりに小説をかいてた」と語っていたこともあるのだとか。
そのため、村上春樹さんは子どもを持つより、本の執筆に専念することを選んだのではないでしょうか。
村上春樹に子どもがいない理由②子供ではなく本を残したいから
村上春樹さんは、子供がいないことを嘆く読者に対して、自分も子供はいないが前向きに生きていることを伝えています。
また、無条件に愛する存在が欲しかったと愚痴をこぼしているファンには「あなたが後に残せるのは、何も自分の子供だけではないはずですよ。」とアドバイスしています。
学生時代の生活を見ても分かる通り、村上春樹さんは自分の好きなことに没頭したり、探し続けたりすることに喜びを感じる性格です。
そういう自身の性格を受け止めて、子供ではなく本を残すことを選ばれたのではないでしょうか。
また、海外メディアのインタビューで子どもを作らなかった理由を聞かれて、「私の子供が私のことを嫌いになることがわかりきっているから」と回答したそうです。
子供中心の生活ができないことを自負していたからこそ、こういう答えが出たのでしょうね。
こうした理由を見ていると、村上春樹さんにとって、子供を作ることがすべてではないことが分かります。
古くからの価値観に縛られない姿も、村上春樹さんの魅力ですね。
というわけで、村上春樹さんには子供がいないことがわかりました!
まとめ
今回は村上春樹と妻・陽子の馴れ初めは大学時代!元妻や離婚の噂に子供も調査!
という事で、村上春樹さんの結婚や相手の奥さん、子供ついての記事をお届けしました。
- 村上春樹さんの結婚相手は、村上陽子(旧姓・高橋)さん。
- 村上春樹さんと結婚相手の出会いは大学時代で、学生結婚していた。
- 村上春樹さんには子供がいない。
以上の内容がわかりました。
最後までお読みいただきありがとうございました。